アジア各国からユニークで美しいかごをいくつか仕入れました。
それぞれの国の日常生活になじんだ形。
その国の人々の生活がしのばれて、少し旅した気分になります。
台湾の梅かご。一般的な市場でたくさん売られているこの竹かごは、台湾の人たちの生活に根付いた日用品です。複雑にからんだ梅模様がかわいらしく、ガーリーな小物や甘いお菓子をいれたくなりますね。
すこし大き目の梅かご。一般的な梅かごは赤で染織された竹とナチュラルな色味の竹とで編まれていますが、こちらはちょっとめずらしく茶色で染織されています。そのため少し落ち着いた印象。
バリの水草かごです。チャコールグレーに染織された水草と組み合わせて文様をだしています。このぎざぎざ模様はヘビを表しています。ナーガ模様といってバリ近辺の東南アジアではよくつかわれる伝統的な模様です。ふたもついていて内容量も適度にありますので、リビングに散らかる小間物をさっと片づけるのにとても便利です。ちいさなおもちゃをいれて収納するとおしゃれに生活感を消すことができます。
タイ・チェンマイにある小さな村ソップ村でカレン族が編んでいる竹かごです。防虫効果の高いいぶした竹を使用しているので、こげ茶色となっています。この色味がとても渋くモダンなインテリアにもマッチします。
こちらは両手にのるくらいの小さな丸かごです。玄関先でかぎをおいたり、アクセサリーの一時入れにいかがでしょうか。
こちらもカレン族が編んだ竹かご。プレートのように平たい形。パッチワークのような編み目模様がモダンではっとする美しさです。
このとても精巧な編み目のかごを編んでいるカレン族の人々。編み手は年々少なくなっているそう。実際に、複雑で大きなかごは少しづつ、なくなっていっています。
どのかごもその国それぞれの特徴があるようでいて、不思議と似通った部分も。それは、どれもが日常的に使われていて、人の手仕事で編まれているからなのでしょう。どこか抜け感があって、それが味わいになっています。